「コンパクト財布」というカテゴリーはお財布の中でも比較的あたらしいものとなります。時代の流れでしょうか。カード、コイン、お札が入る、より小さめのサイズ感が現代社会に相応しい形となりつつあります。要は「よりコンパクト」感が大事で、これまでの既成概念にとらわれない、あたらしい形が受け入れられる時代になったのです。

リュテスのコンパクト財布の始まりは、2009年。ずっと作り続けてきた「手縫いの財布」を、もっと合理的に組み立てなおすことができないか、という考えのもと、よりコンパクトに、よりシンプルに、これまでにない思考のお財布が生まれました。カード段の単純化、合理的なコインケースの形、よりコンパクト化を実現するための札バサミ。これらの機能を組み合わせた結果、よりシンプルなデザインに、より自然な形で形作られることになったのです。