​シンプルを極め、飾らぬ美しさを表現

折り財布giglioジリオ コインケースのマチは、百合の花をイメージしたもの
花言葉に「純粋」「無垢」などの意味があり`飾らぬ美しさ`を表現しました

1970年頃、カードが一般的に使われるようになり、カード、コイン、紙幣がまとめて
コンパクトに収納できる2つ折財布は多くの支持を受け、現在に至るまで未だ人気があります。
しかしスマホ登場以来、現金の持ち方も多様化し、お財布の形も様々な機能を追求した
新しいものが次々と生まれています。しかし、新しいものには必ず流行りすたりがあり
残るものは本当に必要なモノ`本物`だけなのだと思います。
革財布を製作する中で、いまでも多くの支持を得ているものの1つは2つ折財布です。
やはり本当に必要なものだから、数十年もの間支持され続けているのでしょう。
だからこそ、もう一度1から2つ折財布を考えてみました。

コインのふくらみと、板のように固いカード収納部。形の合わないもの同士をまとめることの難しさ。
試行錯誤の上、無駄を省き、必要なところはプラスして、機能美、丈夫さを追求し、飾らない美しさを感じるお財布に仕上がりました。

カード4
コインケース1
札入れ1(仕切り有り)
フリーポケット1

折財布の故障の多くは、折り曲げる部分の糸切れによることが多々あります。表面のステッチをできる限り無くすことで、糸切れによる故障を最小限に抑えます。これによって、札入れ全体を包む形にしたことでゆとりが生まれ、よりスムーズな動作が可能となりました。

コインケースのホックは部分的に厚みが出てしまうため、ホックを無くし、コインケースのフタは差し込み式を採用。フタを差し込むことで平面が重なり、コインを入れても表面に膨らみができにくい構造に。コインケースが平面に抑えられることにより、カード段との重なり、接触する部分も、障害が少なくなるよう仕立てました。コインを入れてもフタが抜けないよう、差し込み部分の長さを微調整し、抜け落ちることのない、ちょうど良い長さに仕立てました。

厚みを軽減するため、札入れにはハーフサイズの仕切りを設け、仕分けが可能に。仕切りの付け根部分は部分的にカットして、意図的に隙間を作っており、お札の出し入れがよりスムーズに行えます。

厚すぎず、薄すぎず、手縫い仕立てならではの
丈夫さ、重厚感のある美しさを目指しました

閉じた時のサイズ H95×W125×D30
開いた時のサイズ H95×W230


ほとんどのパーツが革の表面(銀面)を薄く漉き、双方向で2枚貼り合わせています。
そうすることで、伸びにくく、革の厚みが薄くても数倍の強度が生まれます。

 

ーgiglio折財布ー