素上げ コードバンには「ブク」ができる?|ROCADO unfinished shell cordovan
- 8月11日
- 読了時間: 3分

無染色 ツヤ出し加工なし
イタリアROCADO社のシェルコードバンが入荷しました
触った瞬間、柔らかい!と感じたのが第一印象
ツヤ出ししたものよりもふっくらしている?
磨いていないので、ピカピカでは無いものの
柔らかい自然な艶を纏っている
表現が難しいんだけど、ミスタードーナツのオールドファッションハニー
グレーズという、シュガーシロップがしっとりと染み込んだドーナツのような質感
自分的には、一番好みの質感かもしれない
植物タンニンなめし
イタリアならではのバケッタ製法でなめされたオイルコードバン
素上げ コードバンは”ブク”になる?
コードバンは繊維を寝かせることによりツヤを引き出しています
それでは、ツヤ出ししていなければ、はじめから全体の繊維が立っていて
いわゆる”ブク”水膨れにはならないのでは?
実験してみました
左がツヤ出し加工済:ミュージアムコードバン
右が素上げ

15分後には繊維の奥まで染み込みました


こうみると大分膨れ上がってます

素上げの方はブクになるというより、シミになってます

角を使って少し磨いてみます

ブクは消えませんが、少し落ち着き
シミは少し目立たなくなりました

ブクは一度出来ると、長い間消えませんが、次第に落ち着き目立たなくなってくるようです

素上げの方は、シミは残っていますが、ブクにはなっていません
これは経年変化により、比較的短い期間で、シミは目立たなくなると予測されます
また、水滴が深く染み込みそうになる前に、柔らかい布に水分を含ませ
全体を満遍なく濡らすことで、シミも防げるかもしれません
その際は必ず強く擦ったりせず、完全に乾くまで自然乾燥し
革が乾燥した状態であれば、最後に軽く油分を入れると良いと思います
しかし、これは予測であり、実際にはまだ試していないので、あくまでも予測です

素上げは ピカピカに整った革というより、これから艶が育っていく“余白”がある革だなと改めて感じました
コードバン全般がそうですが、水には少し気を使いつつ、慌てず、乾かして、整えて、また使う
そんな付き合い方が似合う気がします
I recently received undyed, unfinished shell cordovan from ROCADO (Italy). The first thing I noticed was how soft and “plump” it feels. It doesn’t have a mirror-like shine, but instead a calm, natural luster.
I also did a simple water-drop test comparing a glazed (polished) cordovan with this unfinished one. The glazed leather tended to form a raised water blister (what we call buku), while the unfinished leather was more likely to show a dark water mark rather than a blister.
This is just one small test under specific conditions, but it was interesting to see how the finish changes the way cordovan reacts to water.



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